夜更かしふくろう

毎晩の読み聞かせ。絵本の紹介と、子どものリアクションと、感じたこと

『リサとガスパール デパートのいちにち』 文:アン・グットマン  絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン 訳:石津 ちひろ

最近、絵本の紹介サボリ気味でしたので、久しぶりに1冊。

リサとガスパール デパートのいちにち』
文:アン・グットマン 
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:石津 ちひろ
ブロンズ新社

リサとガスパール、いろんな所で絵本やグッズを目にしていて気になっていたので
やっと読むことができてウレシイ(^-^)

この絵本は大型絵本ですが、もう少し小さいサイズの絵本でのシリーズが
たくさんあるようです。
色鮮やかだけど、落ち着いた色合いのかわいい絵です。


おばさんとデパートにクリスマス・ショー(サーカスみたい?)
を見に来たはずのリサとガスパール
だけど、おばさんがチケットをもらいに行っている間に
2人はデパートの中に迷い込んでしまって・・・。


おもちゃ売り場、家具売り場、アウトドア用品売り場・・・
いろんな売り場で、2人はやりたい放題!!
その楽しそうなことったら!もうワクワクものです。

さんざん色々やっといて、お咎めなしなんですよ。
羨ましいですよね。

ゆきちゃんは私の反応を気にしてか
「悪いね~」とか「いけんね~」とか言ってたんですが
私が「でも、おもしろそうやねぇ?」って言うと
「うん!!」と目を輝かせてました(^-^)

 

2004.10.13

『ねぎぼうずのあさたろう(その1)とうげのまちぶせ』 作:飯野和好

最近毎日、寝かしつけながら一緒に寝てしまって、夜中にゴソゴソと起きだしては
PCを始めるという生活が続いていて、いつも変な時間に起きています。

今日も、借りてきた絵本を紹介します。
いつもれいちゃんさんが、大、大、大好きと紹介している飯野和好さんの絵本のひとつ
気になっていたので借りてきました。


ねぎぼうずのあさたろう(その1)とうげのまちぶせ』
作:飯野和好
福音館書店


初っ端から(二代 広沢虎造浪曲節で)なんて書いてあり
「はるがすみ~」と浪曲風の文章で始まります。

畑で生まれ育った「あさたろう」が、まわし合羽に三度笠で旅に出る
時代劇風の物語です。

浪曲や時代劇なんて、子どもに分かるの~?ってカンジですが
ねぎじるをしゅぱっしゅぱっ飛ばして攻撃したり
妖しい謎の浪人は「きゅうりのきゅうべえ」だったりで
子どもも大人も笑っちゃいます。

でもやっぱり、大人のツボにはまる絵本かもしれません。
語り口が時代劇風だったり、浪曲風だったりで
読んでるうちにノリノリになっちゃって、楽しくて楽しくて!

シリーズでその4まで出ているみたいなので、全部読みたくなっちゃいました!

2004.10.5

『むしたちのおんがくかい』 文:得田之久 絵:久住卓也

図書館に行って、絵本を何冊か借りてきたので、まずは一冊紹介します☆


『むしたちのおんがくかい』
文:得田之久
絵:久住卓也
童心社


rinkoさんの9月19日の日記で紹介されていた
「むしたちのうんどうかい」を探したのですが見つからなかったので
シリーズのこの絵本を借りてきました。


街に住んでいる虫たちが、公園で音楽会を開くことにしました。
ところが、演奏を始めたその時
広場の舞台で人間たちの音楽会が始まったのです。

大きな音で、虫たちの演奏が聞こえないので
他の静かな場所へ行くことにしました。

しかし、行く先々では、
車やオートバイが大きな音をたてて走っていたり、電車が通っていたり。。。。
虫たちは、無事に音楽会を開くことが出来るのでしょうか?


今の季節にぴったりの絵本です。
私の実家は大きな道路沿いにあるので
夜中でも静か~になることはあまりないのですが
今住んでいる所は、うるさいところに慣れている私にとっては落着かないくらい静かです。

虫たちの声もいっぱい聞こえます。
田舎の醍醐味のひとつです(^-^)

 

2004.10.4

『くつやさんと 10にんの こびと』 文:林 みづほ 絵:岡田 昌子

昨日はひさしぶりに晴れて、洗濯物が気持ちよく乾いてくれてスッキリ!
昨日偶然、別々の保育園に通い出すまで
よく一緒に遊んでたお母さん&3人の子どもの達に会いました。

夕飯前なのに、ゆきちゃんが遊びに行くと言って聞かず
ゆきちゃんだけ遊びに行っちゃいました。

夕飯を作ってから迎えに行くと、夕飯食べさせてもらって
お風呂まで入れてもらってました。ありがとう♪

そこの1番上の子がゆきちゃんと同い年の男の子で
前はいつも「Sくんと結婚する!」と言ってたのが
保育園に行き出してからは「Mくんの方が好きになったけ、Sくんに謝らないと。」
とか言ってたんです。


ところが、最近Mくんに「おまえなんか好かん!」と言われたらしく
昨日は「やっぱりSくんが一番好き」などと言っておりました。
まったく。。。。笑


『くつやさんと 10にんの こびと』
文:林 みづほ
絵:岡田 昌子
金の星社


有名なグリム童話の1つです。
靴屋のおじいさんの作りかけの靴を、こびとたちが夜のうちに完成させてくれていた。」
というお話。


いくつかのこのお話を読んだことがありますが

「こびとたちがどんどん靴を作ってくれたおかげで、おじいさんたちは裕福になりました。」

とか


「おじいさんたちが、夜中にこびとたちのしていることを覗いた次の日から
こびとたちは現れなくなってしまいました。」


という内容があったように覚えています。


でも、この絵本では、そういう内容はなく
おじいさんとおばあさんとこびとたちの心のふれあいが、テーマになっています。


作者は、「お話によせて」の中で、

小学校にあがる頃、このお話にふれて、いいお話だなと思ったのですが
こびとたちが、どうしておじいさんとおばあさんを知ったのかな。
靴の作り方を、どうしてあんなに詳しく知っていたのかしら。
という素朴な疑問がわきました。

いま、子供たちに、このお話を与えるとき

おじいさんとおばあさんが、とても善良だったから
こびとたちが手伝ってくれたのよ

と説明するだけで納得してもらえるかな、と考えました。


と書いてます。

そんなわけで、お話の最初のほうに、貧しい生活のなかから
自分たちの食べ物を分けてあげていたという場面がでてきます。
従来のお話よりも、さらに心暖まるお話になってますよ。


わたしも子供の頃「なんでこびとが靴の作り方知ってるの?」って思った覚えはあるのですが
「魔法のこびとだからかな」で納得していたような気がします。(魔法って便利♪)

この絵本に出てくるこびとたち、キャピキャピしてて、カワイイです(^-^)

 

2004.10.1

『ぎょうれつ ぎょうれつ』 絵と文:マリサビーナ・ルッソ 訳:青木 久子

さぼっちゃってて、かなり久しぶりのブログになっちゃいました。
週末に、仕事関係の勉強会があって、泊りがけで行ってきました。

子どもたちは、実家の母にお願いして。
テストまであって、くたくたでした><。

でも、行き先が前に住んでいた土地だったので
土曜日の夜にちょうど開催された
学生時代の友達(男子・・・いやいやおっさんだな)の三十路会に参加できて嬉しかったです!

今年は、わたしの学年は三十路になる年でして
いつもはしないお誕生会を開催しまくっているようです。

なぜか、独身者か、結婚してても子どもはいない人の多い集まり(男女混合)なので
いつもだと生活リズムが違うし、遠いしで、わたしは参加できないんですが
今回はタイミング良し!でした。


久々にゆっくりお酒を飲み、カラオケまでやってきました!
その日の主人公のYが、カラオケ好きで機種の指定までして部屋を決めたそうで
Yのオンステージでした。
新ネタ披露!と言って歌ったのが


田原俊彦「抱きしめてトュナイト」
とんねるず「嵐のマッチョマン」


どちらも振り付き!!
そして


大江千里格好悪いふられ方


「どんな新ネタ?」とツッコミながらも顔の中のいつも使わない筋肉まで使って
かなり大笑いしてきました!


来年の3月は、わたしの三十路会も開催してもらおう!


『ぎょうれつ ぎょうれつ』
絵と文:マリサビーナ・ルッソ
訳:青木 久子
徳間書店


サムがつみきで遊ぼうとしていると、
「おひるごはんですよ。さむ、いらっしゃい」
おかあさんの声が聞こえました。
「ちょっと待って」と答えてからサムはつみきを並べはじめました。

つみき・本・お風呂のオモチャ・くつ・自動車・・どんどん並べている間も
おかあさんは「てをあらっていらっしゃい」「スープがさめるわよ」と何度も呼びかけます。

とうとうお母さんは「みっつ数えるうちに来るのよ」と言い
みっつ数え終えたとき、サムは台所に到着!


このおかあさんはスゴイです。
このあと行列をみて、「ほんと すごいわね」とサムを抱き上げてから
「でも 今度 おかあさんが呼んだら すぐ来るのよ」と言います。

わたしだったら、呼んでも呼んでも来ない時点でイライラし
行列を見て、あきれかえるか爆発!といったところでしょうか。


最後は、、、
「おかあさん だーいすき!」
「おかあさんも サムのこと だーいすきよ。さあ おひるごはんにしましょ」


見習いたい!!
この最後の会話が出てくるのは、うちの場合、さんざん怒って怒って
寝る前になってやっと、といったところかな?

どうやら、わたしが毎日読まないといけない絵本のようです(^-^;)

 

2004.9.27

『よるくま』 酒井駒子

運動会の日、応援に来てくれた私の妹が、うちに泊まりました。
子どもたちは、運動会で疲れてるはずなのに、おおはしゃぎでした。


妹とわたしは、かなり年が離れていて、妹は今年大学生になったばかり!
最近やっと、話が合うようになってきました(^-^)

8月から念願だった一人暮らしを始めたけど
なんだかちょっと寂しそう・・・ちょっとホームシックなのかしら?

まぁでも、彼氏でもできればホームシックって何?にすぐなるんでしょうけど。
それまでは、ちょくちょくメールのやり取りでもしようかな☆
年が離れている妹は、姉妹というよりは、年の近い子どもみたいな感覚です。


『よるくま』
酒井駒子
偕成社


何週間か前に紹介した『よるくまクリスマスのまえのよる』の本家本元です。
これぞ寝かし付け絵本!です。


ママあのね・・・
「まあ まだ おきてたの」
あのね きのうのよるね
うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。

<よるくま>という名のくまの子が
目が覚めたらいなかったおかあさんを探しに
男の子のところにやって来たのでした。

男の子とよるくまは
よるくまのおかあさんを探しに行きますが見つかりません。

とうとう、よるくまはまっくろい涙を流して泣き出してしまい
その涙でまわりが暗くなってきます。
真っ暗になったとき・・・・・。


この絵本を読むと、いつも「早く寝なさーい!!」
とガミガミ言っている自分を反省させられます。

絵本の中では、寝かしつける時、お母さんは、
「あしたになったら・・・」と明日することをあれしようねえ。
これしようねえ。と言って、最後に
「だから今日は、もう お や す み」
楽しい夢が見られそうですよね☆

見習いたいです!

 

 

2004.9.21

『ラン パン パン』 インド民話

『ラン パン パン』
インド民話
再話:マギー・ダフ
訳: 山口 文生
絵: ホセ・アルエゴ/アリアンヌ・ドウィ
評論社


日記リンクさせてもらってるrinkoさんが、前に紹介していたので
読んでみたくて図書館で借りて来た絵本です。


王様に女房をさらわれたクロドリが、戦いを挑みます。
ランパンパン!ランパンパン!ランパンパンパンパン!
と行進していき、途中で、猫、蟻、木の枝、川を仲間にしていきます。

そして、王様のいる宮殿にたどり着き・・・。



色使いがきれいで、テンポが良い楽しい絵本です。
クロドリが武装するページと、仲間たちがみんなクロドリの耳の中!
に入ってしまうところが好き(^-^)

今日で読んだのは2度目なんですが、読んでる途中で急に


ゆき「みどりの帽子の人が王様やろ?」

緑の帽子の人なんて、どこにもいないページだったので、
私「ん???なに?」

ゆき「だからぁ。みどりの帽子の人が王様やろ!」

私「は?」

ゆき「もう!!!」


と、猛烈にページをめくりだし、王様がベッドで寝ているページを探し出し、
ゆき「ほら!!」


って、確かに寝間着に緑の帽子を被っている王様がいました。
そんなん覚えてないって!
なんとなく眺めてるだけかと思ってたら
結構細かくチェックしてるのね~。

 

2004.9.15