夜更かしふくろう

毎晩の読み聞かせ。絵本の紹介と、子どものリアクションと、感じたこと

『ふき』 作:斎藤隆介 絵:滝平二郎

昨日は結局、こうちゃんの熱が下がって普通に保育園に行ってくれました。
仕事が2時までと言われたのが3時までに延びたけど
保育園からの連絡もなかったのでよかったぁ!

前の晩の夜中にこうちゃんが起きだして、なかなか眠ってくれなかったのと
ひさびさに仕事をしたのとで、昨夜はぐ~っすり眠れました。

さて、今日は、ゆきちゃんが水曜日から行きたがっていた魚釣りに行ってきました。
わたしは、こうちゃんが海に落ちないようにみるのが大変で、かなり疲れたけど
その甲斐あって(?)ゆきちゃんはちっちゃいイワシ(かたくちイワシ?)を5ひき釣って
喜んでいました(^-^)

結局、ちっちゃいのばかり9ひき釣れただけだったけど
パパの実家に持って行って、おばあちゃんやおじさんに自慢してました~!

洗濯物入れに帰ってきたついでに、日記書いているのですが
今から実家で晩ご飯なので、夜帰ってきてから絵本の紹介をしようと思ってます!

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さて、図書館で借りてきた絵本を紹介しましょう。
「モチモチの木」と同じコンビ(作と絵)の絵本で、滝平二郎さんの版画がとてもいいです。
一緒に「モチモチの木」も借りてきているので、近いうちに紹介したいな。

『ふき』
作:斎藤隆介
絵:滝平二郎
岩崎書店


ふきのおとうは、木こりの名人だ。
おとうがしごとをしている最中はだいば山の大男・大太郎と
せっせっせをしたり、のしろの町の話をして、あそんでいた。

あるとき、でんでろ山の青おにが、山をあらしにやってきた。
ふきのおとうが、たちむかったが、青おににやられてしまった。
ふきは、おとうのかたきの青おにに、たたかいをいどんだ。
そのとき、なだれがおきて、ふきは青おにもろとも…。

―だから大男の大太郎は、春をまちかねているのに、春がきらいだ。
春になってふきのとうが芽をだすと、ふきのことをおもって、大男のくせに、おろろんおろろん、なかなくっちゃならないからな。
大男がなくのは、みっともないからな。


今回は、カバーにあるあらすじをそのまま写したものに、少し付け加えさせてもらいました。

とっても優しく悲しいお話で、昨日読み聞かせたときには、声が詰まってしまいました。
仇を討つことを決めてからのふきの凛とした強さに、胸がきゅっと苦しくなります。


今日のリクエストもこの「ふき」で、今日はパパが読んであげてました。

 

2004.11.6