夜更かしふくろう

毎晩の読み聞かせ。絵本の紹介と、子どものリアクションと、感じたこと

『9ひきのうさぎ』 せな けいこ

ずっと手をつけていなかった、今までに紹介した絵本の整理にやっと着手しました。
といっても、ちょっとしかやってない(><)
いつのまにか70冊以上紹介してました。
100冊目指して頑張ろ~!


『9ひきのうさぎ』
せな けいこ
ポプラ社


はじめに1ぴきずつうさぎさんが登場するところが、とってもカワイイ♪
みんなが登場し終わったところで、お話が始まります。


9ひきのうさぎが、たろうちゃんの畑のキャベツを食べてしまいます。
たろうちゃんはぷんぷん。
怒ったたろうちゃんはうさぎを捕まえて。。。


たろうちゃんは優しいです。
だって、おもちゃのピンクのうさぎが「許してあげて」と頼んだら
すぐにうさぎさんたちを許してあげて、一緒にキャベツを作ることにしたんですから。
みんなで畑を耕し、種をまいて・・・

とれたよ とれたよ 大きなキャベツ。
やわらかで、おいしいのが、いっぱいとれた。

とれたキャベツで、キャベツのパーティー
ごちそうはみんなキャベツばかりだけれど、こんなにおいしいのは、はじめてだってさ!!


キャベツは1年中あるけれど、やっぱりおいしい春キャベツ!
春が来るのが待ち遠しい☆

せなけいこさんのおかげで、なんだか語調がいいカンジになってきました~。

食べたい食べたい春キャベツ♪
おいしいおいしい春キャベツ♪

 

2004.11.15

『くわずにょうぼう』 再話:稲田 和子 絵: 赤羽 末吉

今日は保育園の送り迎えをダンナにお願いして
学生時代のアルバイト仲間に会いに行ってきました。

近くに住んでいる友達と2人で
朝早くから車をとばして、福岡市まで行きました。
久しぶりに集まって話も弾み、楽しいひとときでした(^-^)

その中のひとりが、2月に結婚式をすることが決まったと報告してくれて
2月にまたみんなに会えることがわかってウレシイ♪
ウェディングドレスの代りに、ベトナムアオザイを着たいと言ってました。
それも楽しみです☆


『くわずにょうぼう』
再話:稲田 和子
絵: 赤羽 末吉


ゆきちゃんは図書館で、シブイ絵の絵本ばかり選んできます。
この本もそうだし、この前の「もちもちの木」、「ふき」、紹介はできなかったけど前に借りた「やまなしもぎ」などなど。
ゆきちゃんの中で流行ってるんでしょうね~。


むかし、うんと欲張りの男が一人ですんでいたそうだ。
山へ仕事に行った男は
「おらも女房が欲しいなあ。
よっく働いて飯を食わない女房がほしいもんだ」
とひとり言を。

すると、帰り道で後からついてきた美しい娘が
「飯はちょっとも食わないで、うんと働くから、あんたの女房にしてくんろ」と言う。
早速女房になってもらって、一緒に暮らした。
なるほど、飯は食わないし、良く働く。


ある日、蔵を開けてみると米俵がごっそり減ってしまっている。
そこで、男が次の日、天井からのぞいてみると・・・・。


女房は米を炊いてにぎりめしを作ると
長い髪の毛をほどき、あたまのてっぺんにある大きな口で
にぎりめしを食ってしまった。


男は、日が暮れてから帰ってきた振りをし
「おらはやっぱり一人暮らしがいいから、おまえは出て行ってくれ。」
と言ったところが、美しい女房はたちまちでっかい鬼婆になり・・・・。



欲張り男の運命はいかに!

怖いですね~。欲張りはいけません。。。

 

2004.11.13

『モチモチの木』 作:斎藤隆介 絵:滝平二郎

夏の間、保育園から帰るとチューチューアイス(棒状のジュースを凍らせたもの)
を食べるのが日課になっていた我が家の子どもたち。
寒くなってきた今でも、毎日欲しがります。

こうちゃんは、冷凍室を指差して「クンクン!(たぶんチューチューのつもり)」と言います。
寒い時のアイスもおいしいものだけど、毎日はちょっと。。。
さすがにやめて欲しいので、ミニゼリーを凍らせたものでごまかすことにしています。


『モチモチの木』
作:斎藤隆介
絵:滝平二郎
岩崎書店


私が小学校低学年だった頃、同級生の間で大人気だった絵本です。
みんなで替わりばんこで、図書館から借りてきていました。

ゆきちゃんは、独特の絵が怖いのか
「この話怖くない?」と何度も確認してました。


豆太という臆病な5歳の男の子がいた。
豆太は、表にあるモチモチの木が怖くて
じさまについて来てもらわないと、ひとりじゃおしっこに行けない。

じさまは、グッスリ眠っている真夜中に
豆太がどんなに小さい声で呼んでも、目を覚ましてついて来てくれる。

ある日、豆太が夜中に目を覚ますと
じさまが腹が痛くて苦しんでいる。
豆太はお医者様を呼びに走り出した。

そして、豆太が見たものは・・・。


幻想的で絵が、とてもキレイです。
いつもは、臆病な豆太がじさまのために頑張り
ホントの勇気とはなにかを教えてくれます。

それでも、じさまが元気になると
その晩からじさまを起こすんですけどね。


ゆきちゃんは、この本を読んだ昨晩
いつもはひとり夜ひとりでおしっこに行けないのに、自分からひとりで行きましたよ!

 

2004.11.8

『ふき』 作:斎藤隆介 絵:滝平二郎

昨日は結局、こうちゃんの熱が下がって普通に保育園に行ってくれました。
仕事が2時までと言われたのが3時までに延びたけど
保育園からの連絡もなかったのでよかったぁ!

前の晩の夜中にこうちゃんが起きだして、なかなか眠ってくれなかったのと
ひさびさに仕事をしたのとで、昨夜はぐ~っすり眠れました。

さて、今日は、ゆきちゃんが水曜日から行きたがっていた魚釣りに行ってきました。
わたしは、こうちゃんが海に落ちないようにみるのが大変で、かなり疲れたけど
その甲斐あって(?)ゆきちゃんはちっちゃいイワシ(かたくちイワシ?)を5ひき釣って
喜んでいました(^-^)

結局、ちっちゃいのばかり9ひき釣れただけだったけど
パパの実家に持って行って、おばあちゃんやおじさんに自慢してました~!

洗濯物入れに帰ってきたついでに、日記書いているのですが
今から実家で晩ご飯なので、夜帰ってきてから絵本の紹介をしようと思ってます!

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

さて、図書館で借りてきた絵本を紹介しましょう。
「モチモチの木」と同じコンビ(作と絵)の絵本で、滝平二郎さんの版画がとてもいいです。
一緒に「モチモチの木」も借りてきているので、近いうちに紹介したいな。

『ふき』
作:斎藤隆介
絵:滝平二郎
岩崎書店


ふきのおとうは、木こりの名人だ。
おとうがしごとをしている最中はだいば山の大男・大太郎と
せっせっせをしたり、のしろの町の話をして、あそんでいた。

あるとき、でんでろ山の青おにが、山をあらしにやってきた。
ふきのおとうが、たちむかったが、青おににやられてしまった。
ふきは、おとうのかたきの青おにに、たたかいをいどんだ。
そのとき、なだれがおきて、ふきは青おにもろとも…。

―だから大男の大太郎は、春をまちかねているのに、春がきらいだ。
春になってふきのとうが芽をだすと、ふきのことをおもって、大男のくせに、おろろんおろろん、なかなくっちゃならないからな。
大男がなくのは、みっともないからな。


今回は、カバーにあるあらすじをそのまま写したものに、少し付け加えさせてもらいました。

とっても優しく悲しいお話で、昨日読み聞かせたときには、声が詰まってしまいました。
仇を討つことを決めてからのふきの凛とした強さに、胸がきゅっと苦しくなります。


今日のリクエストもこの「ふき」で、今日はパパが読んであげてました。

 

2004.11.6

『やさしいライオン』 やなせ・たかし

今日は、アンパンマンで有名な やなせたかしさん の絵本を紹介します。
温かく優しい絵が印象的です。


『やさしいライオン』
やなせ・たかし
フレーベル社


雌犬のムクムクは、みなしごのライオンのブルブルを我が子のように育て
やがて、離れ離れになってしまいます。

何年か後、立派なライオンになったブルブルは、サーカスの人気者になっていました。
でも、お母さんがなつかしくなって、檻から抜け出すのですが・・・。


親子の愛にあふれたお話です。
とても悲しいお話なのですが、最後はじーんと温かい気持ちになります。
読んでる途中で、声が詰まってしまいました。

絵本とは色合いが違うようですが、DVDもでているようです。

 

2004.10.27

『11ぴきのねことぶた』馬場のぼる

さぼりながらも、何とか続けてきた日記が、今日で100件目を迎えました!
子どもの頃から、まともに日記が続いたことがないので

私にとっては結構すごいことです!
みなさんの楽しいコメントのおかげだと思ってます。
これからも、よろしくお願いしま~す!


11ぴきのねことぶた』
馬場のぼる
こぐま社

 

わたしが子どもの頃大好きだった『11ぴきのねこ』シリーズの1冊です。


11ぴきのねこが、旅の途中で古い家をみつけました。
ねこ達はその家を、ピカピカにして勝手に自分たちの家にしてしまいました。


そこへ、その家の持ち主の甥っ子のぶたが尋ねてきますが、追い返してしまいます。
そこで、ぶたは自分で家を建てることにしました。

 

ひとりで頑張っているぶたを見ていて
かわいそうに思ったねこ達は、家作りを手伝うことにしました。
そして出来上がった家は・・・。


11ぴきのねこのずる賢さ全開です。
出来あがった家を、ちゃっかり自分たちの家にしてしまうんですから!
でも、ちゃんと最後にはバチが当たります。
欲張りで、ずる賢いねこたちだけど、憎めません。

 

ぶたさんの鷹揚さに感心します。
おじさんの家を取られても、建てた家を横取りされても
怒ることなく、「まあ、いいさ」なんて言ってます。

 

私だったら、カンカンに怒り散らすだろうなぁ。
のぶたさんのおかげで、「人のものを取っちゃいけないよ!」っていう内容が
ほのぼのとしたものになっているような気がします。

 

2004.10.22

 

『かばんうりのガラゴ』 島田ゆか

今日保育園にお迎えに行くと、「明日は台風のため休園です。」と言われ
明日はパパも有給取ってる日なので、早起きは絶対にしないと決めて
缶チューハイなど飲んでダラ~と夜を過ごしてます。


今日は絵本紹介します。


『かばんうりのガラゴ』
島田ゆか
文渓社

バムとケロシリーズの島田ゆかさんです。
バムとケロシリーズファンの期待を裏切りません。


ガラゴは旅するかばん屋です。
いつも右と左色の違う靴をはいて、カバンを売って歩きます。

 

兄弟が欲しいという小犬に犬の形のカバンを3びき。
毛の薄いライオンにたてがみのカバン。
子どもたちを連れて歩けるカバンが欲しいというカエルには
おたまじゃくしが泳ぐときれいな音楽を奏でるカバン。

 

次々に珍しくて楽しいカバンが登場します。
次のお客さんは、どんなカバンが欲しいのかな?


ガラゴがひっぱって歩いているカバンから
次々と不思議なカバンがでてくるのですが
そのガラゴのカバン自体がユニーク。

 

ガラゴと同じように左右色の違う靴を履いていたり、ベッドになったり。
バムとケロでおなじみのヤメピやおじぎちゃんなどのキャラクターの動きも気になるところです。
子どもが寝た後に、ひとりでゆっくり読んじゃいます。

 

登場するカエルはケロちゃんそっくり!
でも、ケロちゃんではないんです。
その答えのヒントはこの絵本の色んな所に、ちりばめられていますよ☆

 

続編に『うちにかえったガラゴ』があります。

まだ読んでないので、早く読んでみたい!

 

2004.10.19