夜更かしふくろう

毎晩の読み聞かせ。絵本の紹介と、子どものリアクションと、感じたこと

『復刻版 ちいさいモモちゃん2 ルウのおうち』 松谷みよ子/中谷千代子

『復刻版 ちいさいモモちゃん2 ルウのおうち』
松谷みよ子
中谷千代子
講談社


『ちいさいモモちゃん』
 
は子どもの頃大好きだった本のひとつ。
 
 
でも、絵本は読んだことなかったので
こんなのもあるんだぁと図書館で見かけて思ってました。
 
 
復刻版ってなってるから
販売されてなかった時期もあるのでしょう。


モモちゃんが
おもちゃのくまのルウに
 
「おうちへかえりなさい」
 
ってイジワルを言ったら
ルウはいなくなってしまいました。

それに気づいてしょんぼりしたモモちゃんが
横丁や野原を探して探して森までやってきたら
ルウがいました。

ルウが自分で作ったおうちには
モモちゃんの椅子もちゃんと作ってあって
ふたりでパンを食べました。
 
というお話。
 
 

松谷みよ子さんのあとがきの中に

「いじわるをしても、けんかをしても
友だちはいいものだなと思います。」

とあって、この言葉がこの絵本のテーマ。
 

ルウがモモちゃんの椅子も作っていてくれたところが
とてもステキ。
 

ゆきちゃんは春から保育園に行き出して
 
「○○ちゃんがイジワルする」
 
って夜言ってても
次の日お迎えに行くとその子と遊んでいたりします。

そうやっていろんな感情を経験して
やさしさとか思いやりを学んでいくんでしょうね。

 
2004.6.19