夜更かしふくろう

毎晩の読み聞かせ。絵本の紹介と、子どものリアクションと、感じたこと

『もこもこもこ』 谷川俊太郎 /元永定正

『もこもこもこ』
谷川俊太郎
元永定正
文研出版

 

ゆきちゃんが赤ちゃん時代に大好きだった絵本。


好きすぎて、落書きはするわやぶいちゃうわで

ボロボロになっちゃってます。


色がとてもきれいで

それだけでも赤ちゃんの興味を引くと思います。

 

 

「しーん、もこ、もこもこ、にょき

 

もこもこもこ、にょきにょき、ぱく

 

もぐもぐ、つん、ぽろり、ぷうっ、ぎらぎら、ぱちん!

 

ふんわ、ふんわ、ふんわ、ふんわ、ふんわ、ふんわ

 

しーん、もこ」

 

 

この絵本に出てくる言葉はこれだけ。


なので、ゆきちゃんが片言の時でも

一緒に声に出して

「しー、おこ(しーん、もこ)」

とか言いながら読んでくれてました。

 

 

 

なにかが誕生し、成長し、変化して

最後にまた元に戻りくりかえす。

 

躍動感というか生命力というか

そういうものを感じる。

 

 


赤ちゃんの頃も、4歳になった今も

この本を読むとゆきちゃんはクスッと笑う。


なにがどこがおもしろいっていうものではないけれど

どこかユーモラスでなんとなく笑ってしまう。

 

赤ちゃんでも、4歳でも笑うってことは

なにか感覚的におもしろいってことなのかな?

 

 


私は最初にこの絵本を読んだ時は

あまりに抽象的で「何だ???」ってカンジだったけど

くり返し読むうちになんだか「クスッ」っとなってきました。

 

 

2004.6.24