『わたしのうみべ』 長新太
前に書いた「きゃべつくん」の作者の絵本です。
私は朝の海が大好き。誰もいなくて波の音が静かにしています。
海には色々なものが流れ着きます。
木やビンや小さな貝・・・
オバケやかいじゅう???
最初はふつうなので
長新太さんの絵本のはずなのにアレッ?!と思いますが
すぐオバケや怪獣やお父さんが流れ着いて
期待を裏切りません。
でも、ほかの長新太さんの絵本よりも
叙情詩っぽい静かな空気がながれています。
流れ着いたオバケにあいさつしたり
怪獣に動物園に行く道を教えてやったり
夕べお酒を飲んで真っ青な顔をしたお父さんが
タコをつけてながれてきたり
へんなところはちゃんとあります。
海っていうのは
不思議なものだってことでしょうか?
ゆきちゃんは黙って聞いてました。
真っ青なお父さんの顔がこわかったかな?
2004.6.26