夜更かしふくろう

毎晩の読み聞かせ。絵本の紹介と、子どものリアクションと、感じたこと

『ルラルさんのじてんしゃ』 いとうひろし

今日は子供たちがいない間に、おもちゃの整理をしました。

ゴソっと処分するつもりでいたんだけど
貧乏性の私は結局ゴミを捨てたくらいで
あとはごちゃ混ぜのおもちゃたちの仕分けをしただけに終わってしまいました。

すこしはスッキリしたから良しとしようかな。


『ルラルさんのじてんしゃ』
いとうひろし
ポプラ社


ルラルさんシリーズたぶん全部で4冊。

『ルラルさんのにわ』

『ルラルさんのバイオリン』

『ルラルさんのごちそう』

全部読んだけど、このお話のルラルさんが一番優しい。
最初は怖かったのがだんだん優しくなったのかな。


よくはれた日曜日、ルラルさんは自転車で出かけようとすると
小さなねずみが「ぼくも後ろに乗せて行ってください」と言います。

ルラルさんが「ああ、いいよ。乗った、乗った」というと
「おーい、みんな、乗せてくれるって、さ」とねずみがさけび
犬、ねこ、ぶた、きりん、ライオンと
庭のあちこちから動物がでてきて自転車の後ろは山のよう。

みんなを乗せてルラルさんは、丘をのぼりますが・・・。
というお話。


自転車の後ろに動物が15ひき!笑っちゃいます。

丘をのぼるときに、ルラルさんの頭から湯気が出たり
目玉がまわったりするのも笑えます。

丘を下る時勢い余って川にみんな落ちてしまいますが
みんなで大笑いして水遊びしたり
帰りも懲りずにまたみんなを乗せて帰ったり
ほんわか楽しい絵本です。


ゆきちゃんは、はじめに自分で題字を読んで
「間違ってるねぇ」と言い出しました。

「”て”に点々がないねぇ」って。
んっ?<じでんしゃ>って思ってたの?
そういえば、いつもそう発音してたような・・・。

言葉を覚えたての頃は訂正したりしなかったんだけど
今日はさすがに訂正しときました。
笑いたいのをこらえながら。


それと、もう一つゆきちゃんは気になるみたいです。
一番最初の文章『これは ルラルさんです』

「これは じゃなくて この人はよねぇ」
と言ってクスクス笑ってました。
う~ん、そこがツボなのね。

 

 

2004.7.12