夜更かしふくろう

毎晩の読み聞かせ。絵本の紹介と、子どものリアクションと、感じたこと

『きょうは みんなで クマがりだ』 再話 マイケル・ローゼン 絵 ヘレン・オクセンバリー

最近こうちゃんが寝る前になると、お腹が空くらしく
台所を指差して私を連れて行き
泣きわめいて「なんか食い物出せ~」と訴えてくる。

いつもは、牛乳やSODという健康食品で誤魔化しておさまるんだけど
今日は悪いことに牛乳がなく
あんまり泣き叫ぶのでちっちゃいゼリーをあげてしまった。
くせにならないといいけど・・・。

晩ごはんの食べ方が足りないのかな?
ごはんの前にお風呂に入れたりしてみようかな。


『きょうは みんなで クマがりだ』
再話 マイケル・ローゼン
絵 ヘレン・オクセンバリー
訳 山口文生
評論社


作者ではなく再話とあるように
英語では古典のお話らしいです。


赤ちゃんを含む5人がクマがりに出かけます。
草原、河、ぬかるみなどの難関を次々に乗り越えて・・・ついに・・・。


「きょうは みんなで クマがりだ・・・」
から始まるリズミカルな文章が繰り返されます。
読んでる私がほとんどの部分を暗唱できるようになって
読むことに酔ってしまう絵本です。


英語版も読んだことがありますが
言葉に出して読むと、日本語版よりもさらに
リズミカルで流れるような文章になっていてしっくりきます。
(←えらそうに書きましたが、英語は全然得意ではないです^-^;)

初めて読んだときは
勝手に<クマがりごっこ>だろうぐらいに思ってて
「えっ!本当に行っちゃうの?クマがりって外国ではメジャーなの?」
とかなりビックリしました。


今日読んでいたら、「ママはこの人なん?」とゆきちゃんに聞かれ
初めてママがいないことに気づきました。

なんとなく<家族でクマがり>と思ってたけど
よく見るとゆきちゃんが聞いてきたのは、お姉ちゃんでした。


白黒のページとカラーのページがあって、絵がとてもきれい。
最後のしょんぼりしたような熊の姿もいいカンジです。

 

2004.8.5